カテゴリ: ヨット本

海洋冒険家 白石康二郎さんがヴァンデ・グローブVendée Globe)で使った艇が日本に回航されあちらこちらのイベントで目にするようになった。それまで彼のことは史上最年少単独無寄港で世界一周したヨットマン(現在記録は塗り替えられたけれど)と言うくらいしか知らなかったし、あまり興味も無かった。しかし、この艇を浦賀にあるヴェラシスで見かけてから物凄く興味が湧いて来た。未だ日本に回航されてきたばかり、デスマストしてのリタイヤだったので艇にはマストが立っていない常態ではあったが、単独で世界一周するスピリットオブユーコーの大きな艇体はとても迫力があった。こんな艇をたった1人で操船し世界一周レースに出場する白石康二郎とはどんな人間なんだろうと興味を持ったわけだ。

そうなると僕的には本漁りが始まる(笑)

彼の著書の中で単独世界一周レースの事を書いた『アラウンドアローン』を先ず買ってみた。数ある彼の著書のなかでこの本が最もヨットレースに関して最近書かれたものだったからだ。読み始めて行くと彼が最初に当時最年少で単独無寄港を果たした時の事が書かれた『七つの海を越えて』の話が出て来るので、そちらを読み終えてからの方がこの本は色々と理解が深まると思い、古本を探して何とか買う事ができた。そして初作の七つの海を海を越えてを読んでいると、彼のヨットの師匠であり、アラウンドアローンで日本人唯一優勝をした多田雄幸さんの本『オケラ五世優勝す』の事が度々出て来るのでこれもも読まないと…という事で更にこの本を探す羽目になってしまった。こちらはかなり古い本なので見つかりにくいかな…と思っていたらAmazonで古本として何冊も出ていた。送られてきて本を開くと多田雄幸さん自筆のサインと、彼のメインスポンサーであったコーデン社長の挨拶文が挟まれていた。ヨットマンとしては、ちょっと嬉しいブックコレクションにもなった。

読書の道草を2冊も経由して、ようやく最初に買った『アラウンドアローン』に行き着いて、今まだ半ばだけれど是非次回作としてヴァンデグローブをだいざいにした本を書いて欲しいと思うのは、僕だけではない筈。彼の次のチャレンジに応援する人たちが多くその本を買うだろうし、そこに小口スポンサードとしてクラウドファンディングのような形でネットでスポンサード出来る仕組みを入れても良いのでは無いかと思う。

話が脱線したけれど、彼とその師匠である多田さんの本を読んで、僕も是非彼の次なるチャレンジに微力でも応援できればいいなと思う。


ヨットにハマってからと言うもの、ヨット関連の本を数えきれないほど買い漁っては読んできた。…そう、僕はハマると本に走る傾向があり、とにかくうちには本屋が出来そうなくらい、様々な本があった。今は過去形…ヨット関係の本が急激に増えるだろうから置場確保のためにも大量に処分した。

困ったもので最近の街の本屋からは、ヨット関係の本は全くと言っていいほどに置かれなくなった。ヨット関係で最も古くからある雑誌の『舵』ですら、今は一部の本屋でしか扱っていない。まあ、アマゾンなどのネット通販で書籍類は殆ど何でも買えるようになったから、街の本屋は売れ筋しか置かなくなったと言うことか…。

しかし、日本は海に囲まれた海洋国なのに一冊も本屋の棚にヨット関係の本が無いという事から見てもヨットで遊ぼうと言う人が如何に限られているか、更に世間一般からヨットと言うワードは既に消えてしまったのでは… これではヨット人口が増えないのも仕方ないのかもしれない。

また近年、ヨット関係の新著は殆どない。売れない本は出版しないと言うことか。やっぱり頼みの綱はアマゾンか…。最近物凄く古いヨット関連の書籍が電子化されて出てきつつある。僕にとっては嬉しい限り。

因みにリアル本が積んであるのが好きな積読家の僕は、古本でもヨット関係であればついついポチッと購入ボタンを押してしまうので、最近は昭和それも僕の生まれ年より古い本が積まれつつある。



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