カテゴリ: ヨットを始める

今年の夏も昨年に負けず劣らずの猛暑となり、昼間のセーリングは身の危険を感じる程だった。ヨットは夏場でも海上は風があるので涼しいもんだが、近年の夏場はどうしようもなく暑くて海に出るのを躊躇するほどだった。

しかし、こんな暑い夏場でも、風が吹き曇り空だったりすると少し肌寒く感じたりすることもあったりで海上は陸に比べて体感温度の振れ幅が大きい。

ヨットに乗る時の服装は、そう言った意味でも真夏だから超薄着で良いとは言えない。ヨット乗りの間ではその季節の服装より一段寒い服装を準備するべしというのが服装の目安だ。

夏場なら裸同然の格好でも良いけれど、長袖Tシャツや薄手のパーカーを念のために持っておいた方が良い。春や秋は更に防風の上着はあった方が良い。冬場は陸上以上に海上は寒く感じるので完全防備で風や寒さを対策が必要だ。

また、ヨットの上では日陰が限られるので、日焼けが嫌なら日焼け対策も考えたい。

僕の場合は、ライフジャケットがベスト型なので、この夏は海水パンツにTシャツ。更に暑くなると、Tシャツを脱いで素肌にライフジャケットを着ていた。お陰で腕や肩から上、太ももから下は真っ黒になってしまった。

体験でヨットに乗る場合には、普段着で動き易い格好で良いが、必ずその季節の服装より一段寒いと考え、上に着る物を必ずカバンの中に入れておきたい。

また、どの季節でも動き易い格好がよい。
ピチピチのパンツで足が上がりにくいとか、革ジャンやダウンジャケットなどはヨットには向かない。革ジャンは動きにくい。ダウンジャケットは狭い船内には嵩張り過ぎで向かない。

風や波のある時のセーリングだと潮(スプレー)を被ってしまうこともあるので、着替か撥水素材のウインドブレーカーみたいなものがあった方がいい。

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最後に通年通して準備しておいた方が良いのが帽子だ。風で飛ばされないようにストラップが付いた物が良い。僕はキャップが好きなのでよく被ってるけれど、風が強いと飛ばされちゃうので注意と工夫が必要になる。









ヨット体験のチャンスが意外に沢山あることは先日紹介した通りだけど、いざ乗ることになって頭を悩ますのがどんな格好で行ったら良いかという事。
僕も初めてヨットに乗せていただく時には色々と考えた。漁船やボートには何度も乗ったことがあってもヨットはかなり勝手が違うだろうと思ったからだ。

その時、ヨットのオーナーさんに言われたのは、動き易い格好と上履きを持って来るように…との事で、街歩きして来た靴底は汚れているのでヨットのデッキが黒く汚れてしまうからと…。

女性の場合だと踵の高い靴やサンダルでお洒落してヨットに乗り込みたいというイメージもあるかもしれないけれど、ヨットで踵の高い履物はNGだ。ヨットは帆走すると風下側に船体が傾きながら走るし、波を乗り越えたりと足元は不安定。

よくデッキ上では裸足で…という話も聞くけれど、帆走中のヨットで裸足はオススメできない。ヨットにはデッキ上にセール(帆)をコントロールするための艤装品が色々ついている。揺れる船上を移動すると足先をぶつけて痛い思いをするし、潮を被って濡れたデッキ上は滑り止めの床でも滑り易くなるから、踏ん張りの効くゴムで平らな靴底のものが一番良い。体育館やインドアスポーツで履くようなものがベスト。

デッキシューズって言う靴のデザインがあるけれど、あれは元々はヨットのデッキ上で履くためのシューズからきている。最近売られているデッキシューズには、外見のデザイン性だけで船上で機能しないものもあるので注意が必要。大切なのは靴底が濡れても滑りにくいかどうかだ。

オーナーヨットに体験乗船させて貰う時は、せめてスポーツシューズの靴底を綺麗に拭いたり洗ったものを持参するのが良いと思う。わざわざ新しい靴を買うまでの事は無い。

スポーツシューズでも靴底が柔らかくない樹脂製のものは、デッキ上が濡れていなくても船のデッキとは相性が悪くとても滑り易い。クロックスというマリンサンダルがあるが、あの素材はアウトドアの水辺では良いけれど船上ではとても滑るのでやめておいた方が良い。クロックスのデッキシューズ型のものを僕も以前に持っていたが、何度もヨット上でヒャッとする場面があったので履かなくなった。

殆どのヨットオーナーは、自分の船を我が子のように大切にされている。そんな愛艇にまさに土足で乗り込んでいくと言うようなデリカシーの無い行為は慎むべきだと僕は思う。

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写真のシューズはどちらも僕がオーナーヨットに乗り込むときに履くシューズ。どちらも靴底は平らで柔らかく、水捌けが良いようにできているのがわかる。
デッキとキャビンの出入りもあるので、簡単に脱ぎ履き出来て踏ん張りが効くようにできている。

キーワードは船上で動き易く、踏ん張りが効いて、滑りにくい事なので、そんな靴を一足持ってヨットに出かけよう!





僕たちのヨット初体験(以下、セイリングクルーザーのことをヨットと記載)は、知り合いのヨットにたまたま乗せてもらう事ができたけど、なかなか周囲でヨットに乗っている人なんていないだろうし、誘ってもらえるような機会は稀なのが実際だろう。

ヨットをやるようになってから僕も知ったのが、全国各地のマリーナや港で体験ヨット乗船を頻繁にやっていること。僕も以前に体験乗船会のお手伝いを知り合いのヨットでやったことがあるけれど、マリーナやセーリング連盟などが主催し、ヨットオーナーさんたちの協力を得てやっている。

ブログを読める人ならGoogle検索で ヨット クルーザー 体験 と入力すると、いろんな開催情報が出てくる。その中に「日本セーリング連盟」と言うのがあるのでそれを開くと全国各地で開催されている体験会の情報を一括して見ることができる。

正直、こんなに沢山やってたんだ…って感じで、僕も知っていれば利用しただろうな。

他にも、日本で唯一のヨット専門誌である「舵」にも、クルーやメンバー募集のページがある。こちらは僕も利用した事があり、先ずはメールや携帯電話に直接連絡を入れてみることになる。相手がどんな人なのかは会ってみないとわからない。でも、気が合いそうなヨットオーナーさんなら、そのままクルーとしてオーナーさんからヨットの手解きも受けることができるので、弟子入りするつもりでやってみるのも良いかもしれない。


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僕たち夫婦はヨットを始める以前はゴルフが夫婦共通の趣味。国内外の何処へ旅行に行ってもゴルフ、カミさんはゴルフ業界で仕事しているし、とにかくゴルフという感じだった。でも、僕はある日、ゴルフが物凄く嫌になり始め、やがて殆どやらなくなってしまい、夫婦共通の趣味がなくなり始めた頃、仕事関係の知人が持っているヨットに乗ってみないかと誘われたのが最初のキッカケ。

誘ってもらった理由は、僕が昔、ダイビングインストラクターをちょっとやってたなんて話をした事で、海関係やってたならヨットもやれるんじゃないかって思われたそうで…、僕も一生のうち一度はヨットに乗ってみたいって以前から思ってたので、お誘いを受けたのは渡りに船状態。ここまでは以前にも書いた通り…。

僕が乗り始めて直ぐに、カミさんにも乗ってみたいか?と聞いてみたら乗ってみたいという。そして、カミさんのヨットデビューは5年前のタモリカップ。風雨の中、ゴルフのレインウエアを着て気温も下がり寒さでブルブル震えながらのレースだったけど、レースを終え、また乗りたい…とカミさんが言ったのが、僕たち夫婦がヨットを始めるキッカケとなった。

ヨットという乗り物は、乗ってみたいと思っていても、かなり真剣に乗ろうと活動しないと乗れる機会を見つけることはなかなか難しい。小さい小舟のようなヨット(ディンギー)なら湘南エリアにあるヨットスクールやヨットクラブに入会すれば乗れるけれど、僕が乗りたかったのはヨットの中でもセーリングクルーザーだから、なかなか乗れるチャンスは無い。

僕の場合は漠然と乗ってみたいなぁ…と思っていただけだし、カミさんに至っては乗れるチャンスがくるなんてことも頭の中になかったと思う。誘って頂くことが無ければ一生ヨットに乗ることや触れることも無かったかもしれない。

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ヨットの中でもセーリングクルーザーは普通の生活からだと特に縁遠いものだと思う。ダイビングでバリバリ海に行っていた僕だって長いダイビング経験の中でも、ダイビングの為に乗った漁船やダイビングボートの経験は数えきれないくらいあるけれど、セーリングクルーザーには触れる機会は一度も無かった。

だけど、ヨットの事を少しでも知っていて乗ってみたいって思うなら、乗れる機会をあちこち探してでも一度は乗ってみるべきだ。セーリングクルーザーに乗ることは他のどんなアウトドアの遊びに比べても非日常を味わうことが出来るし、意外にもスポーツ性も高いからだ。


次回以降、ヨットに乗れる機会ってどんなものがあるか書いてみたいと思う。







去年の6月、富士山羽衣マリーナにお世話になり始めた頃はまだバースにも空きがチラホラあって、大きな船も少なかったのに、この夏は大きな船の入るバースから船がいっぱいになり、逆に30フィート前後のバースに空きがあるような状態。それも増えたのは大型のボートばかり。大型のタワーを付けたカジキ釣りのボートや高級な大型パワーボートがズラリ。その反面ヨット(セーリングクルーザー)は殆ど増えてない。

ヨットが増えない理由には、スピードが遅くて操船が面倒というイメージがあるのかもしれない。スピードの問題はどうしようもない問題だけど、操船の方は実はそんなに難しく無いんだけど…。
そして、船舶免許を取ってもヨットの乗り方を教習所では教えてくれない。自転車が免許要らないように、風だけで走るセーリングボートには免許不要。つまり、動力を使って船を走らせる時に免許が必要になるわけ。

でも、実のところ操船はパワーボートもセーリングクルーザーもエンジンで走る分には同じ。あとは帆を広げて帆走する方法がわからないだけなんだよね。だからヨット経験者やヨットオーナーにどうやったらヨット乗りになれますか?的な質問をすると、判で押したようにディンギーやってみれば…と言われる。そこでどんなものかと調べると、小舟に帆を付けたセーリングボート。エンジン無いから風が無いと走らない、逆にちょっと風が強いと操船ミスで艇がひっくり返っちゃう。当然、海に落ちてビショビショになりながら艇を起こして…なんて様子を見ていると、あんな目に遭ってまでヨット乗りたくない…。自分はヨット(セーリングクルーザー)に乗りたいんだ…そしてヨットへの気持ちも萎える。まあ、そんな感じでヨットにたどり着かない人が殆どなんだと思う。

でも、僕はキッパリそれを否定します!

ディンギーとセーリングクルーザーは全く別物です!

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だって、セーリングクルーザーに乗りたいんだもんね。なのに何でディンギーからやりましょうなの?ってクルーザーに乗りたい人は思う。
 この辺に大きな問題があると思う。これがヨット(セーリングクルーザー)が増えない最大の理由だと僕は思う。

セーリング理論は同じだけど、ディンギーに比べセーリングクルーザーはハードが大きいので全く別物。更に船体が大きくなればハードは大きくなり更に力も要る。力が足りなければ機械の補助が多くなるので、機械の操作方法や段取りがわからない。まあそれだけのこと。なのでセーリングクルーザーに乗りたければ、セーリングクルーザー教室にまず行くのが大正解。

ヨット(セーリングクルーザー)の操船はそんなに難しくない。だって僕たちはセーリングクルーザー教室行ってないけどMALU号に乗って夫婦で操船してる。
エンジン使っての離着岸はボートと同じだし、港はエンジンで機走するのがルールだからエンジンで沖に出てから帆(セール)を開く。風があれば帆を開いて風が帆に入るように角度を調整すれば風の力も使って走る。あとは勢いが付けばエンジン切って帆走(セーリング)するだけ。あとは風向きや風の強さによって帆の調整をするんだけど、それがヨット遊びの奥深いところでもあり真髄とも言える。

たったそれだけのこと。

セーリングは、まさに風の力を使って船を走らせる遊びだから、ビギナーの段階から徐々に腕を上げて行けば良いだけのこと。自分の艇を乗りこなせるようになっていくのが楽しみだ。

自動車だって最初は教習所で運転習って免許もらっても街に出たら恐々運転で、だんだん遠出するようになるのと同じ。これ、パワーボートだって同じだから、何もヨット(セーリングクルーザー)だから特別なことじゃない。

だから、ヨットやりたいって気持ちがあれば、あとはそんなに難しくない。

もっと気軽にヨット始めて欲しいと思うので、その辺のプロセスを今後少し書き続けたいと思ってます。







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