2018年09月
台風21号とヨット
今年は列島直撃の台風が次々やってくる。去年はMALU号に台風対策したのは一度だけだったような気がするけど、今年はセーリングに出て、台風対策して、セーリングに出て、台風対策してと、毎回乗った後は台風対策して帰るか、台風到来までに台風対策にマリーナに行くなんてことを繰り返す羽目に…。
迷走台風だった12号は房総半島を掠め西に転じ、東伊豆方面直撃となるコースとなった時には、このまま清水まで行ってたら大変なことになったかも…と肝を冷やした。熱海や伊東なマリーナは桟橋が破壊されるなどの被害が出た。
今回の超強力台風21号は途中800メガパスカル台の勢力となり、そのまま日本列島に直撃したら幾ら離れていてもアウトかなと肝を冷やした。
台風が来るぞ!と言う事になると、僕たちが出来ることと言えば、ドジャーやビミニトップを外す。ジブファーラーにスピンバリヤードを巻きつけてセールを固縛するなどの各部の固縛。最後に増し舫するのが精一杯だ。大型船のような、台風圏外に逃げて台風をやり過ごすなんて事はなかなかできないし、今回の場合には日本近海に近づいて来ていた段階で既に海は大荒れだったので逃げようが無かった。
今回の21号は勢力が超強力で台風の中心より右側となる地域は高潮となり潮位が浮き桟橋の杭よりも高くなったために桟橋が抜けて流されるなんて事態にもなったそうで、そんな事態は全く予測出来なかった。
MALU号のある清水港は、12号、21号共に直撃を免れたけれど、台風が来て直撃してしまったらなす術なしだと改めて思う。
今回の21号が来て出来ることは、マリーナに設置されている風向風速情報をモニターし続け、マリーナのライブカメラをパソコンに表示させ、あとは祈るしか無かった。
台風被害になってしまったら、船体保険に入っていれば台風による損害は補償されるようだが、補償された金額で全てが元どおりになるわけでは無い。
でも、そんな台風リスクがあっても、やっぱりヨットはやめられない…。
初めてヨットに乗る時の服装
今年の夏も昨年に負けず劣らずの猛暑となり、昼間のセーリングは身の危険を感じる程だった。ヨットは夏場でも海上は風があるので涼しいもんだが、近年の夏場はどうしようもなく暑くて海に出るのを躊躇するほどだった。
しかし、こんな暑い夏場でも、風が吹き曇り空だったりすると少し肌寒く感じたりすることもあったりで海上は陸に比べて体感温度の振れ幅が大きい。
ヨットに乗る時の服装は、そう言った意味でも真夏だから超薄着で良いとは言えない。ヨット乗りの間ではその季節の服装より一段寒い服装を準備するべしというのが服装の目安だ。
夏場なら裸同然の格好でも良いけれど、長袖Tシャツや薄手のパーカーを念のために持っておいた方が良い。春や秋は更に防風の上着はあった方が良い。冬場は陸上以上に海上は寒く感じるので完全防備で風や寒さを対策が必要だ。
また、ヨットの上では日陰が限られるので、日焼けが嫌なら日焼け対策も考えたい。
僕の場合は、ライフジャケットがベスト型なので、この夏は海水パンツにTシャツ。更に暑くなると、Tシャツを脱いで素肌にライフジャケットを着ていた。お陰で腕や肩から上、太ももから下は真っ黒になってしまった。
体験でヨットに乗る場合には、普段着で動き易い格好で良いが、必ずその季節の服装より一段寒いと考え、上に着る物を必ずカバンの中に入れておきたい。
また、どの季節でも動き易い格好がよい。
ピチピチのパンツで足が上がりにくいとか、革ジャンやダウンジャケットなどはヨットには向かない。革ジャンは動きにくい。ダウンジャケットは狭い船内には嵩張り過ぎで向かない。
風や波のある時のセーリングだと潮(スプレー)を被ってしまうこともあるので、着替か撥水素材のウインドブレーカーみたいなものがあった方がいい。
初めてヨットに乗る時のシューズ
ヨット体験のチャンスが意外に沢山あることは先日紹介した通りだけど、いざ乗ることになって頭を悩ますのがどんな格好で行ったら良いかという事。
僕も初めてヨットに乗せていただく時には色々と考えた。漁船やボートには何度も乗ったことがあってもヨットはかなり勝手が違うだろうと思ったからだ。
その時、ヨットのオーナーさんに言われたのは、動き易い格好と上履きを持って来るように…との事で、街歩きして来た靴底は汚れているのでヨットのデッキが黒く汚れてしまうからと…。
女性の場合だと踵の高い靴やサンダルでお洒落してヨットに乗り込みたいというイメージもあるかもしれないけれど、ヨットで踵の高い履物はNGだ。ヨットは帆走すると風下側に船体が傾きながら走るし、波を乗り越えたりと足元は不安定。
よくデッキ上では裸足で…という話も聞くけれど、帆走中のヨットで裸足はオススメできない。ヨットにはデッキ上にセール(帆)をコントロールするための艤装品が色々ついている。揺れる船上を移動すると足先をぶつけて痛い思いをするし、潮を被って濡れたデッキ上は滑り止めの床でも滑り易くなるから、踏ん張りの効くゴムで平らな靴底のものが一番良い。体育館やインドアスポーツで履くようなものがベスト。
デッキシューズって言う靴のデザインがあるけれど、あれは元々はヨットのデッキ上で履くためのシューズからきている。最近売られているデッキシューズには、外見のデザイン性だけで船上で機能しないものもあるので注意が必要。大切なのは靴底が濡れても滑りにくいかどうかだ。
オーナーヨットに体験乗船させて貰う時は、せめてスポーツシューズの靴底を綺麗に拭いたり洗ったものを持参するのが良いと思う。わざわざ新しい靴を買うまでの事は無い。
スポーツシューズでも靴底が柔らかくない樹脂製のものは、デッキ上が濡れていなくても船のデッキとは相性が悪くとても滑り易い。クロックスというマリンサンダルがあるが、あの素材はアウトドアの水辺では良いけれど船上ではとても滑るのでやめておいた方が良い。クロックスのデッキシューズ型のものを僕も以前に持っていたが、何度もヨット上でヒャッとする場面があったので履かなくなった。
殆どのヨットオーナーは、自分の船を我が子のように大切にされている。そんな愛艇にまさに土足で乗り込んでいくと言うようなデリカシーの無い行為は慎むべきだと僕は思う。
写真のシューズはどちらも僕がオーナーヨットに乗り込むときに履くシューズ。どちらも靴底は平らで柔らかく、水捌けが良いようにできているのがわかる。
デッキとキャビンの出入りもあるので、簡単に脱ぎ履き出来て踏ん張りが効くようにできている。
キーワードは船上で動き易く、踏ん張りが効いて、滑りにくい事なので、そんな靴を一足持ってヨットに出かけよう!
ヨットを体験する方法
僕たちのヨット初体験(以下、セイリングクルーザーのことをヨットと記載)は、知り合いのヨットにたまたま乗せてもらう事ができたけど、なかなか周囲でヨットに乗っている人なんていないだろうし、誘ってもらえるような機会は稀なのが実際だろう。
ヨットをやるようになってから僕も知ったのが、全国各地のマリーナや港で体験ヨット乗船を頻繁にやっていること。僕も以前に体験乗船会のお手伝いを知り合いのヨットでやったことがあるけれど、マリーナやセーリング連盟などが主催し、ヨットオーナーさんたちの協力を得てやっている。
ブログを読める人ならGoogle検索で ヨット クルーザー 体験 と入力すると、いろんな開催情報が出てくる。その中に「日本セーリング連盟」と言うのがあるのでそれを開くと全国各地で開催されている体験会の情報を一括して見ることができる。
正直、こんなに沢山やってたんだ…って感じで、僕も知っていれば利用しただろうな。
他にも、日本で唯一のヨット専門誌である「舵」にも、クルーやメンバー募集のページがある。こちらは僕も利用した事があり、先ずはメールや携帯電話に直接連絡を入れてみることになる。相手がどんな人なのかは会ってみないとわからない。でも、気が合いそうなヨットオーナーさんなら、そのままクルーとしてオーナーさんからヨットの手解きも受けることができるので、弟子入りするつもりでやってみるのも良いかもしれない。




