2017年10月

今月のアタマに横浜ベイサイドマリーナ(YBM)で開催されたフローティングヨットショーに白石康次郎さんのSpirit of yukoh Ⅳ が来ているということで、YBM所属の知り合いの艇でセーリングの後に見に行ってみた。


先ず目に入ったのが、28メートルのマスト。YBMにいるどの船よりよりも高いマストは遠くから見ても抜きん出ており、存在感は半端ない。Vendée Globeでデスマストしたこの艇が日本に戻ってきて直ぐの頃にベラシスでみた時にはマストがまだ立っていなかったので、やはり60フィートの艇体にマストのある姿を間近にみると圧巻。

内部の見学もできるということで、妻と一緒に乗り込ませて頂くことにした。
先ず目に入るのは、コックピットのセンターに鎮座しているウインチとそこに集約されたコントロールロープ類、そしてコックピットの広さと深さに驚いた。


キャビンに入ると中も広い。真ん中に計器類や通信機器、パソコンなどがある。


その奥のクルーザーならVバース部分は広大なセールロッカーになっていて上部の大型ハッチから重さ100キロ近い各種セールを出し入れするそうだ。実際に巻かれたセールの端を持ち上げさせて貰ったけれど、片側だけでもかなり重たい。これを1日何回も上げ下げして風に応じて付け替えるなんて考えるだけでも気が遠くなるような作業だ。


(つづく)

自艇に行って中に入るとバッテリーのメインスイッチを先ずは必ず入れる。そうしないと電装品は何も起動しないし、エンジンも掛からない。
我が艇のバッテリーメインスイッチはキー式(鍵式)のもので、キーをスイッチ本体から引き抜いてしまえばバッテリーを使うことができないようになっている。前オーナーから引き継いだ時に、このバッテリースイッチのキー部分が壊れていたので、キーだけ部品として取り寄せればいいと思っていた。


しかし、探しても探しても、同じものはなかなか見つからない。この手の部品はオートキャンパーを昔から作っているところなら持っているだろうど、検索してみたら一軒だけ同じものを写真掲載しているところがあったので電話で確認してみると、倉庫の在庫を確認してから連絡をくれることになった。しばらくして折り返しの電話が鳴ったが、返事は残念ながら在庫切れ…。更にイギリスのサイトにも同じものが出ていたので、そちらも問い合わせてみると、やはり在庫なし…。流石に八方塞がりとなった。

壊れ方は樹脂の部分が割れてしまい中の金属の部分が空回りしてしまう状況で、ボンドで固めてみたり、空回りしないようにネジを打ったりと、これまでのオーナーも修理を幾度となく試みた跡がある。しかし、根本的な解決には至っていない。流石に諦めて新しいバッテリースイッチに交換しまおうかとも思い、あれこれバッテリースイッチを見たりもしたが、交換と言っても現状のものと取り付け方が全く違うので取り付け部分の加工も必要になる。そんな面倒は出来ればしたくない…。結局、騙し騙し使うしかない日が続いた。

頭の中では、それでも諦めきれずになんとかならないものかとアレコレ考えを巡らす訳だが、なかなかこれと言った策は思いつかなかった…。

しかし、ある日、全く別の作業をしている時に突然閃いた!
…というのも、中の金属軸が空回りするということは、周囲の樹脂部分の締め付けが弱いからだ!…と言うことは、割れた部分を修復するのではなく、周囲から締付ければ良い…ビルの鉄筋コンクリートの柱の耐震補強に柱をぐるぐる巻きにする工法があったことを思い出した。

思いつけばあとは簡単な事で締め付けの材料で手近な物を考えると、結束バンドが最適では⁈と思い、早速巻いて締め付けてみると、いとも簡単に問題は解決した。


もう、笑ってしまうくらい簡単!ほんの数秒で修理完了。全く問題なく現在も使い続けている。

過去のオーナーが工夫して打ち込んだネジは、この艇の歴史として外さずにそのままにしておくことにした。

因みにこの形のキースイッチは同じような壊れ方を頻繁にするのでメーカーで製造中止になり改良型が現在発売されていると、古くからやっているキャンピングカービルダーが教えてくれた。






ミラベルはスルーマスト構造で、船底ににどうしてもかなりのビルジが溜まってしまうと前オーナーから聞かされていた。
実際に床板を外して確認すると、結構目に見えてあちこちに溜まっているので、ビルジの汲み出し作業は艇に行った帰り際には必ず行わなければならないルーティーンワークとなっていた。大体、量にしてバケツ数杯分はあったかと思う。
スルーマスト構造で無くても、ビルジはどうしても出てしまうものだが、あまりの多さに驚いていた。

しかし…、エンジンメンテナンスのところでも書いたがエンジン冷却用の海水ポンプから漏れていると言うことで直ぐにポンプ系の部品交換等をして、ここのところの秋雨から台風21号到来直前の台風対策で艇に行ってビルジの量を確認したところ殆どビルジの溜まりは無かった…

…と言うことは、スルーマストによるマストからの水の浸入は殆ど無いのでは⁈

しばらく様子を見てみるとして、ビルジの量が格段に少なくなったのは嬉しい限り。

先週の超大型台風21号に続いて、今週は22号が接近中。お陰で週末は雨予報+波も高くなる予報ということで今週末のセーリングも見送り…。

21号は各地のマリーナで被害が出ているようだ。我がホームポートの折戸は被害なしとの報告がマリーナからあった。
もともとセーリングボート(ヨット)は荒天に対する能力は高い船なので、雨風は多少のことでは問題にならない。しかし、係留した状態での高波はどうしようもない。被害の出たマリーナの多くも風よりも高波による被害が主だったようだ。完全直撃コース上にあった折戸は清水港の奥の奥にある入江で高波が直接到達する事は殆ど考えられない良港とあって、家からは多少遠くてもここにして良かったとつくづく思った。

今度の22号は勢力も弱いので、あまり心配はしていないけれど、海に出られないのはホント欲求不満になるなぁ…。

超大型台風の21号が駿河湾直撃コースで接近している。大型台風なので多少コースが逸れても暴風域に入るのは避けられそうにないと思い朝早くにマリーナに向かい台風対策することにした。

…と言ってもやれる事は少なく、増し舫はマリーナ側で対策済みだったので船上の暴風対策がメインでドジャーの取り外し、ジブファーラーをスピンバリヤードで固縛、メインセールバッグ、ブームの固縛、フェンダーの取り付け調整などなど…。

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